品質へのこだわり

すべては自然の風味を届けるために。

私たちは丁寧な手仕事と海外の技術導入により、
本物と呼ばれる品質を常に追求し続けています。

自然の風味を届けるための
3つの約束

  1. 酸化を防ぐ
    オリーブの実は非常に繊細で、ほんの少し傷がつくだけで、そこから劣化してしまいます。
    そのため、安芸の島の実の収穫は、傷がつかないように手袋を着用し、すべて手摘み。
    収穫後も酸化が進むためその日のうちに搾油し、搾油中もボトリング時も空気に触れないよう窒素を充填。
    酸化を徹底的に防ぐこうしたこだわりから、フレッシュな風味が生まれています。
  2. 元気に育てる
    良質な実を収穫するには、オリーブの木そのものが丈夫に生育することが第一条件です。
    安芸の島の実では最適な栽培環境を目指し、有機堆肥を入れて耕運し、入念な草刈で害虫の被害を抑えたり品種ごとに剪定方法を工夫したりと、さまざまな手を尽くしてオリーブを元気に育てています。
  3. 不純物をなくす
    雑味がなく、オリーブ本来の風味を楽しめるのが、安芸の島の実の大きな価値。
    純度を高めるため、傷や虫食いのある実や葉や軸を取り除き、選りすぐりの実だけを使用。搾油のたびに機械を分解し、搾りかすが残らないようにすみずみまで洗浄。
    選果から清掃まで一つひとつの作業が、品質の高さに結びついています。

さらなる品質向上のために

本場イタリアのノウハウと
最新鋭の技術

イタリアから専門家を年に数回招き、本場の伝統農法や栽培ノウハウ、最新鋭の技術を学んでいます。搾油したオイルは、専門家も認める最高品質の評価を得ています。

イタリア人検査官・技師の声

  • この地には間違いなく良い苗木が育って、良いオリーブを収穫できる数々の条件が揃っています
    農学士、キャンティ組合主任監督官、
    トスカーナ州機関「Artea」農地検査官
    Andrea Gori氏
  • ここ江田島オリーブファクトリーでは、イタリア製の最新搾油機器を使うことによって最高品質のオリーブオイルを作ることができます
    オリーブ搾油機械技師
    Rassigni Massimo氏

無農薬エクストラバージン
オリーブオイル作りへの挑戦

里を守り、森を守り、海を守るという環境保全の考えに基づき、栽培期間中農薬不使用での栽培も行っています。農薬、除草剤、化学肥料を一切使わず、施肥や防除にはこだわりの自然由来の物のみ使用。手間と時間のかかる方法ですが、それが私たちの環境への配慮であり、大きな付加価値だと考えています。

安心して味わって
いただくための安全対策

江田島オリーブファクトリーでは、「帽子・マスク・手袋・白衣などの衛生服を着用し、エアカーテンを通過して加工室に入室する」、「選果室、荷受け室、梱包室、倉庫、タンク室などの各部屋をシャッターやドアで区切る」といった取り組みで異物混入の防止に努めています。加工室やタンク室、製品倉庫は365日常時の室温管理を行い、各作業はHACCP基準を徹底し衛生管理に努めています。
また、広島県環境保健協会の菌検査結果をもとにオリーブオイルの安心・安全な賞味期限を設定しています。

苗木育成から収穫まで
心を込めて

オリーブはおよそ4年で実をつけ始め、8〜10年で成木となります。
毎年5月下旬頃に花が咲き、オイルや新漬けに使われる緑果は9月下旬〜11月上旬に収穫されます。

  1. 土壌作り
    毎年、有機堆肥を入れて耕運。オリーブの栽培に適した土壌にするため、植栽前には排水対策を実施。除草時には雑草を緑肥として鋤き込み、年月をかけて土壌を改良しています。
  2. 草刈
    木の周囲をすることで、樹皮に産卵し、ふ化した幼虫が樹皮下を食い荒らして枯らしてしまう害虫、オリーブアナアキゾウムシの被害を抑えています。余計な草を刈ると、土の栄養分が効率よくオリーブに行き渡ります。
  3. 剪定
    枝を切り、光と風を取り入れて、無駄な枝に栄養が届くのを防いで実つきを良くします。オリーブは品種によって特徴が大きく異なるため、品種ごとに剪定方法を変えています。こうした栽培・剪定方法を地域の農家の方々に指導し、品質の安定化に努めています。
  4. 手摘み
    1年間手塩にかけて育ててきたオリーブの収穫です。海外では機械で大量に収穫するのが一般的ですが、実が傷つき、劣化した実で搾油してしまう恐れがあります。安芸の島の実は、オリーブの実を傷つけないように手袋を着用し、すべて手摘みで収穫しています。
  5. 選果
    オリーブに含まれる油分は収穫直後から酸化してしまうため、収穫したその日のうちに加工します。江田島オリーブファクトリーにオリーブを集めて選果。味や香りに影響が出ないように、不良果(炭疽病やひどい虫食いや傷もの)や葉や軸などを目視と手作業で取り除き、選りすぐりのオリーブの実だけを使用しています。
  6. 搾油
    オイルの品質は生産で4割、搾油で6割が決まるといわれています。安芸の島の実の搾油には、国内で一般的なユニットタイプではなく、イタリアから導入した最新のセパレートタイプの搾油機を使用。熱がこもりにくく、各工程で温度や速度の細かな調整ができるというメリットがあります。
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  7. 清掃
    搾油終了後すぐに搾油機を分解して部品を洗浄。搾りかすが少しでも残っていると、酸化したかすが混ざり、オリーブオイルの風味が損なわれてしまうため、すみずみまで清掃し、次の搾油の品質に影響が出ないようにしています。機械を使用しない期間も定期的に清掃しています。
  8. 管理
    香りや味が落ち着くまで、温度・湿度が一定に管理されたタンク室に静置。酸化を防ぐため容器内に窒素を充填してからボトリングし、遮光した環境で管理します。